緑茶を飲むとニキビが治るのは本当か

日本人の食生活に馴染み深い緑茶には、水溶性ポリフェノール類のカテキンが多く含まれています。カテキンは緑茶や紅茶の苦み。渋み成分ですが、ニキビの防止や治療に効果があるといわれます。緑茶のカテキンの抗ニキビ作用で特に注目されるのはエピガロカテキンガレート(EGCG)で、肌荒れのアポトーシス(細胞の自殺)を促し、腫瘍の血管新生を妨げる働きがあると考えられています。

 

また、緑茶には抗酸化作用があり、酸化で傷ついた細胞を修復する働きがニキビを防ぐともいわれています。緑茶のニキビ予防に関しては疫学的研究も盛んで、日常的に緑茶を多く飲む地域では鼻ニキビ発生率が低いという報告があります。 一方、緑茶と鼻ニキビの発生リスクには関連性がないという疫学研究もあります。

 

また、緑茶のカテキンはHDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やしてLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らし、高血圧や動脈硬化症の改善効果があるともいわれています。お茶として普通に飲用するほか、茶葉の粉末を料理に使う「食べるお茶」もあります。緑茶とニキビの関係を調べた疫学研究は、日本や中国(米国やオーストラリアの大学が中国で実施した調査も含む)などで数多く行われ、習慣的な緑茶摂取には鼻ニキビ、あごニキビ、おでこニキビ、背中ニキビ、二の腕ニキビ、胸元ニキビなどの発生予防や、ステージー、Uの胸元ニキビでは再発予防効果があると報告しているものもあります。

 

カテキンの力が今肌荒れ効果に再注目されてます

 

しかしながら、緑茶の摂取についてはニキビ予防にならないという有力な2つのコホート研究があります。一つはグループが宮城県に住む40歳以上の男女約2万6000人を対象に、1984年から92年の9年間に鼻ニキビになった419人とならなかった人の緑茶摂取量を調査したものです。

 

すると、結果は1日1杯未満の人の鼻ニキビ発生リスク「1」に対して、1?2杯の人は「1 ・1倍」、3?4杯は「1 ・0倍」、5杯以上は「1 ・2倍」というものですが、緑茶摂取と鼻ニキビ発生リスクに統計学的に相関関係はないという結論になりました。

 

大人ニキビを治す TOPへ